2019
07.02

ホントの”ご自愛”

all, 伊東ひろみ

先日の日曜日はまたもや

大阪へ。

 

NLP心理学×禅的思考×コーチング

実用心理学PCM

(プロコミュニケーションモデル)

を学ぶ心理学スクール

PCS(プロコミュニケーションスクール)

の大阪61期が1年間の学びの最終日でした。

 

初日は皆さん

緊張した面持ちで

心も身体も硬くなっているのですが

最終日にはゆるゆるで

最高の笑顔になります。

 

わたしもなんだかんだと言いながら

1年間大阪に通うことができて

ほっとしました。

 

そして

卒業生よりも号泣する

感動泥棒をするというね…。

 

お恥ずかしい。

そんな大阪までの行き帰り

特急電車にゆられながら

”ご自愛”ということについて

考えていました。

 

わたしに、

ご自愛で悩んでいる

苦しい胸の内を打ち明けてくださった方が

いらっしゃったのです。

 

お悩みについては

もちろんここでは書きません。

 

でも

ご自愛ってなんなんだろなー

と深く考えるきっかけを

与えてくれました。

 

わたしが言及している

ご自愛は

ご自愛すれば

幸せになれるというメソッドのことです。

 

自分を愛して

自分に素直に生きれば

幸せになれる

といった考え方で成り立っています。

 

自分を愛するって

なんでしょうね?

 

具体的に何をすることなのでしょう。

 

嫌なことはしない

やりたい事をする

感情に素直になる

そういった表現になるかな?

 

ありのまま

っていうフレーズが流行しましたが

ありのままのわたしで生きることが

幸せだ

ということでしょうか。

 

実はわたしも

心底精神的に苦しかったころ

 

自分が好きなことをして

幸せになれるの?

 

わたしはガマンばかりしてて

苦しいよー

 

苦しいというのは不幸なことだよね

もうガマンはやめる!

 

という考え方をしていたことが

あります。

 

はい。

 

ご自愛メソッドええやん!

って思ってました。

 

幸せになりたいー!

苦しいところから抜け出したいー!

って思ってたんです。

 

過去記事にもあるけど

心屋にもはまってたし。

 

でもね

それで幸せになれたかというと

NOなんです。

 

効果なかったんですよ。

 

わたしには

たまたま効果がなかったのかもしれない。

 

やり方を間違えていたのかもしれない。

 

だけど

PCMを学んできて

ご自愛って

自分に素直に生きることじゃないんだよ

というのがわたしの意見だ。

 

というところにたどり着きました。

 

そう。

 

単純に

”自分に素直に生きる”こと

じゃないのよ。

 

うーん

この辺りは表現が難しいところで。

 

最終的には

”自分に素直に生きる”に

たどりつくのだけど

”自分に素直に”

にたどり着くまでが

なかなかどうして難しいのです。

 

自分に素直に生きる。

言葉の並びは同じだけど

そこに込められた意味は

全然違います。

 

ぜんっぜん!ちがいますよ。

 

いわゆる

ご自愛メソッド的なものには

残念ながら

「NO」

というのがわたしの意見です。

 

だけど

自分を愛するということは賛成です。

 

わたしが考える

「自分を愛する」は

丁寧に

だけど

客観的視点を持って

自分に向き合う

ということです。

 

 

主観を捨てることができないと

”ありのまま”にはたどり着けないよ。

 

 

単純に

「わたしはこれが嫌い」とか

「わたしはこれが好き」は

”ありのまま”ではないのです。

 

どうだ。

ややこしいだろう。

 

苦しいままのあなたが

ご自愛することで

迷ってしまうのは至極当然で

苦しいままで

自分を愛するとか

自分にマルをつけるとか

そんな小手先のワザを使っても

一時はうまくいっても

必ずアンバランスになるよ。

 

 

丁寧に、根気強く

自分に向き合う。

 

ホントのご自愛はこれだと思います。

 

 

伊東ひろみ