2019
07.04

いい人キャンペーン終了のお知らせ

all, 伊東ひろみ

いい人キャンペーン終了のお知らせ。

 

わたし、実はこの15年ほど

”いい人キャンペーン”を開催していたようです。

 

もちろん、無意識に。

 

先週、わたしが通っている

PCS(プロコミュニケーションスクール)

大阪61期の最終モジュールがありました。

 

卒業査定をパスして喜ぶ皆さんの姿を見て

大号泣…

といったブログ記事を書きました。

 

実はその裏では

わたしの中で大きな変化が

起こっていたのです。

 

 

PCSでは目標を持つことの重要性を学びます。

 

PCSって、

NLP心理学×禅的思考×コーチング

を学ぶスクールなので

”目標”については当然のように言及されます。

(コーチングね)

 

先日もブログ記事に書きましたが

人の全ての行動は目標にぶら下がっています。

 

目標ありきです。

 

目標というのは

俺は大統領になる!!!

などといった

言語化できる

壮大なものだけを指すものではありません。

 

無意識に持っているようなものも

”目標”と呼べるのです。

 

 

わたしは15年前に離婚した時に

「いい人になる」

という目標を

どうやら持っていたらしいということに

先週気が付きました。

 

無意識に持っていたものだから

ずっとずっと気がつかないでいたのです。

 

PCSの2回目の卒業を迎えたタイミングで

ひょんなことから

”目標「いい人になる」”が

急に意識上に登ってきました。

 

 

わたしが15年前に離婚した理由は

いわゆる夫だった方の借金問題で

わたしは”裏切られた”という構図でした。

 

わたしは彼を責めて責めて責めて。

 

だけど彼は何度も同じ問題を繰り返し

結果的に離婚に至りました。

 

(あのころにPCMと出会っていれば

違う結果にできただろうと

今でも少し、

考えることがあります)

 

表面的に見れば

彼の側に問題があるよね

と思われるかもしれませんが

実際にはわたしの方にも

大いに問題がありました。

 

とにかく未熟だったと今では思います。

 

その離婚に至る経緯で彼は

「俺が何を言ったって

結局あんたが自分の思う通りにするんだろう」

と言いました。

 

言われた瞬間、

頭にカッと血がのぼったことを

覚えています。

 

怒りではなく

「ばれてたんだ」

という恥ずかしさで。

 

その後、わたしが彼に何を言ったか

記憶にありませんが

おそらく

また問題をすり替えて

彼を責めたのだと思います。

 

恥ずかしいけれど

そういうことが得意でしたから。

 

そのシーンはとても印象深く、

わたしの中で何度も何度も

繰り返されました。

 

そしてわたしは

「わたしが愛されなかった理由は

わたしの性格が悪かったからだ」と

決めてしまいました。

 

そうなると

過去の歴史の中から

自分の性格が悪かった時のエピソードを

脳は拾い上げてくるのですね。

 

実際に子どもの頃から気が強く、

どうやって兄弟を倒してやろうかとか

あの子には負けたくないなーとか

考えていたので

 

「わたしという人間は

なんて、なんて、

気が強くて性格が悪いんだ」

 

「そのせいで皆から嫌われるのだ」

 

「愛されなかったのだ」

 

と反省とも呪いともとれない感覚を

ずっと握りしめることになりました。

 

当然のように対人恐怖に陥りました。

 

「この人はわたしのことが嫌いだ」

と決めつけるプログラムが形作られたのです。

 

わたし、ママ友一人もいません。

 

子どもの学校に行くことも恐怖です。

 

だってわたしって居るだけで嫌われるし

話をしたら嫌な思いをさせてしまうんだもの。

 

被害者意識の被害者妄想。

正に”プチうつ”になってしまいました。

 

それから15年、心の片隅ではいつも

「性格悪くてごめんなさい」

「傷つけたらすみません」

という気持ちがあったような気がします。

 

そんな風には見えなかったぞと

知り合いなんかは言うでしょうが

友だちとおしゃべりして家に帰ると

一人大反省会が開催され

最終的には

「この世から消え去りたい」

というところに着地して終わる日々でした。

 

あまりにも生きにくい。

 

そんな状態を

とにかくなんとかしたかった

 

わたしは

色々と学びましたが最終的に

PCS(プロコミュニケーションスクール)

に2年間も通う事となったのです。

 

そうしたら最近

 

「ひろみさんて優しいよね」

 

とか

 

「いい人だよね」

 

なんて

面と向かって言われることが増えました。

 

 

いやいやいやいやいや…

 

 

まったくもって

受け入れることができません。

 

だってわたしは超・気が強い極悪人(設定)なので

嫌われて、嫌な思いをさせてしまって当然な人なのですから。

 

それでも

PCSに通って生きやすくなったわたしは

機嫌良く生活していたのです。

無意識に「いい人」を目指しながら。

 

 

そして先週の61期最終モジュールで

大号泣したわたしは

何人もの人から、

その涙に称賛をいただいたのです。

 

 

…違和感。

 

 

わたしは泣くのめっちゃ嫌なのです。

正直、泣くとかバカじゃないのかと

自分を殴りたい気持ちになっていたのです。

 

みんな引いたよね?

うざかったやろな、ホントすみません。

再び反省。

 

だが泣きたくないはずなのに

なぜ泣くのか?

 

そして

心の中は自分を殴りたいとか

バイオレンスなのに

優しいとか言われて。

 

意味がわからない繋がらない…

 

うーーーーーーん。。。

 

わたしがこんな心情になることの意図が

なんか見えそで見えない…

ぐるぐる~~~となっていた時に

さっそうと女神が現れました。

 

わたしが「嫌だな」と感じることを

サクッと言ってくれたのです。

 

「…え?めっちゃディスるやん…」

わたしは怒りを感じました。

 

実際にはささいな事だったので

こんなことにイラッとくるなんて

やっぱりわたしはまだまだね

と考えては

いやいやいや、あいつなんやねん!!!

こんな感情が交互にやってきて

さらに頭がぐるぐるぐるぐるぐる…

となった瞬間、

ピコーーーーン!!!!

ひらめいた!!

 

突然ひらめきました。

 

わたし「いい人と思われたい」って目標を持っていたんだ!!!!!

 

離婚したあの時からずっとずーっと持ってたんだーーー!!!

 

自分が無意識に持っていた目標が

やっと見えた瞬間でした。

 

目標を立てたら

目標が達成したか確認するための

”測定装置”を置く必要があります。

 

自分が達成したと感じるだけではなく

第三者が見て

「達成しましたね、おめでとう」

と言えるような

数値目標などを設定するということです。

 

目標がぼんやりしているということは

測定装置を置くことができない。

 

するとその目標はいつまでも

達成されることがありません。

 

だって達成したかどうか分からないからね。

 

「いい人と思われたいって目標を持っていたのかー!」

となったわたしはすぐさま

”測定装置”について考えました。

 

無意識に持っていたのだから

○人に言われたら

とかは設定できないけど

自分以外の第三者が

「いい人」とか「優しい」とか言ってくれたら

それで十分なんじゃないか?

 

そう思えたのです。

 

心からそう思ってくれているのかは

分からないけれど

そこを疑うということは

目の前の人を信じていないということです。

 

わたしに「優しいね」と

声を掛けてくれた人のことを

信じよう。

 

そう思えたら

「もう解放されていいんだ。手放していいんだ」

という気持ちになれて

心の底から

呪いから解放された解放感を味わうことができました。

 

やっと…。

 

そうしたら

「嫌なこと言うヤツやなー」と思った人に対しても

感謝が生まれ

わたしが嫌悪していた

気が強いとか負けん気が強いという部分も

大切な自分の一部であったと感じられました。

 

 

61期の最終モジュールで

うまく言語化できなかったのですが

卒業を迎えた皆さんにわたしが伝えたかったことは

『皆の中には全部あるんだよ』

ということだったのです。

 

 

全部、全部、ある。

これは自分に対しても言いたかったことなんだと

今この記事を書いていて気がつきました。

 

15年もの長い間

自分の一部を否定して苦しんで。

 

だけど

こういう人でありたいと熱望していたものも

ずっと自分の中にあったのです。

 

NLP心理学っていいんですよ!

禅的な考え方とかね

すごい面白いんです!

と言いながらどこか不思議でした。

 

 

どうして2年も大阪へ通って

3年目にも踏み出してしまったのか。

 

61期終わってから

まだ1週間です。

 

たった1週間の間に

自分の中で大きな変化がありました。

 

昨日も大阪へ行っていたんですね。

3年目のPCS受講です。

 

2年間、毎月顔を合わせていた友達から

「あれ?なんか違うみたい」と

見た目に対して言ってもらいました。

 

わたしは無意識に

”いい人キャンペーン”を展開していたので

自分が好きだったような

ファッションやメイクを避けていたのです。

(これも無意識に)

 

どうやら無意識ちゃんが

いい人キャンペーンを終了してくれたようで

ファッションからメイク、

髪型まで違って見えたようでした。

 

 

正直、お洋服は

「もう好きな服を着たるわい」と選びましたが

メイクや髪型はいつも通りの感じでしていたと思っていたので

無意識ってすごいなと驚きました。

 

だけどそれでわたしが怖れているような

悪人に見えたかというとそうでもなかったと思います。

 

別に怖がられなかったし。

気を使ってくれただけかもしれないけど(笑)

 

わたしの人生の中で大きな意味を持つ

離婚という出来事から

抱えていた”呪い”を解消して

やっと

『プチうつな自分』から

『プチうつだった自分』へと

なれた気がします。

 

 

こんな個人的なことで

しかも感覚的に分かりにくいのじゃないかと

ブログ記事にすることをためらったのですが

今、自分が抱えている呪いに

気が付けないでいる

あなたの役に立つことがあるのかもしれない。

そう思って書きました。

 

 

大丈夫です。

今理由もなく苦しいと感じているあなたも

必ず解消される時が来ますよ。

あきらめないで。

 

 

伊東ひろみ