2019
07.28

ガンとメンタル

all, 甲斐 恵美子

何か身体の異変を感じたり、たまたま、検診などでガンかも?が、

さらに追加で行った検査結果でガンと診断されたら…

 

ほとんどの場合、一般的な検査をして、さらに、CTやMRI、

内視鏡検査や乳がんなら生検など踏み込んだ検査を行うと思います。

 

 

検査結果はたいてい、後日に…

 

 

その間、もし、ガンだったら…とか、
ガンじゃなければいいのに…と、ストレスいっぱいな日々を過ごしてしまうと思います。

 

もしかしたら、その時点で腹をくくったって感じになるかもしれませんね。
(私は多分、そうだったような気がします。
良性でも腫瘍として大きいので手術は必要だろう…と、言われてました。)

 

結果を聞きに行ったら、
病理検査の結果報告書を指差しながら
「こう書いてある通り、いわゆるガンでした」と、言われました。

 

やっぱりそうだったのかーって気持ちが強くかったです。

 

ショックというより、納得…みたいな感じ。

 

でも、ほとんどの方は

「頭が真っ白でその後の話はさっぱりわからなかった…」とか、

「ショックで泣いてしまって…」とか…

冷静でいられなくなってしまいます。

 

 

だから、よく、「結果は家族と聞きに来てください」って言われるんだと思います。

 

ストレスフルな日々を過ごし、告知でショックを受け…

なんとなく、ガンって死をイメージする病気だし、

メンタルが揺らぐのは当たり前の反応です。

 

 

食事が喉を通らない…
涙がでてくる…
仕事が手につかない…
誰とも話したくなくなる…

 

いろんな反応が出てくると思います。

 

 

一般的には、告知のショックは2週間くらいで軽くなり、

徐々に日常生活に戻れるといわれていて、

それ以上長引くようならうつ状態に陥ってる…と、言われています。

 

 

これから、ガンの治療を受けていく状態で、

さらにうつ状態まで発症してしまっては、心身共にダブルパンチです。

 

 

また、逆に、告知からあまり日が経っていないのに、

周りの方が「いつまで落ち込んでるんだ!」

なんて声をかけてしまうのは良くないんです。

 

 

告知されたご本人様だけでなく、ご家族や周りの方も、

このショックからの立ち直りには2週間くらいの日数がかかる場合があります。

 

ただ、それより長引くようなら、要注意です。

 

 

ガン患者としては、周りに心配かけて申し訳ないって気持ちが起こります。

だから、いつまでも、一緒に落ち込まれるのも辛いんですよね…

 

自分がガンになったばかりに…と、攻めちゃいます。

 

病気(腫瘍)に対しては医学的なアプローチが必要かもしれません。

 

でも、メンタル面までは、なかなか医療現場でのサポートは難しいのが現状。

 

徐々にガン患者さんのメンタルを支えるために、「腫瘍精神科」という

ガン患者さんやご家族さんの精神的苦痛と精神症状に関する

専門的な診察治療をする診療科もあります。

 

 

でも、病院に行くほどじゃないんだけど…
そんな状態の時にはぜひ、頼ってみてください!

 

診察室で告知された時の悲しい気持ち、引きずってませんか?

 

ガンに向き合っていくためには、食事や生活習慣などの

改善も必要かもしれませんが、個人的には、ストレスに負けないことや、

ストレスと感じない事も大事なような気がします。

 

 

治療を乗り越えていくメンタル力こそ、大事なんじゃないかなぁーと、

この2年の自分の体験を思い出してみると改めて感じます。

 

 

メンタル力って表現が適切かは疑問だけど、

じゃあ、それは、どうやって手に入れたりアップしたりできるか…

 

ポジティブに考える?…なら、どうやって?
ちょっと、長くなったので、次回、続きを書こうと思います。

 

 

大阪のコレQCMに来てみてください!

ここで、持ち帰って簡単に再現可能な「技」を学べるので、

ガン患者ご本人じゃなくても、ご家族さんやそれを支える方が学ばれても、

これから、すごく、使えると思います。

 

ガン患者さんやその周りの方に向けに発信していこうと思ってますがPCMでは、

さまざまな方が対象になります。…いや、私は、対象というより、

全ての方に知ってほしいと思ってます!

 

 

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