2019
07.03

ゆるくて静かな毒につかっているような生活。

all, 伊東ひろみ

最近、ジョギングをしています。

だけどヒザが痛くてね。

(オーバーフォーティー…)

 

ここ数日様子をみてお休みしていました。

 

今日はずいぶん痛みがマシになったので

ゆっくりと走ってきましたよ。

 

わたしは本当に走るの嫌いな人なんですけどね

自分のペースでゆっくり走るのは

むしろ気持ちがいいと感じるようになりました。

 

『マラソン大会に出場する』を

達成したい”目標”として設定して、

マインドセットしているので

走らないほうがむずむずと気持ちが悪いくらいです。

 

わたしが通っている

PCS(プロコミュニケーションスクール)はね

NLP心理学×禅的思考×コーチング

を学ぶスクールなのです。

 

コミュニケーションと名称に入っているけど

コーチングも学びます。

 

わたしはPCSに通おうと決めた時

正直言うと

コーチングは別にいいや。

と思っていました。

 

目標を持つとか

夢を叶えるとか

よくわかんない。

 

目標を持っちゃったら

達成できない自分が生まれる。

と思ってたから。

 

ところがどっこい

今はね

「目標を持たなくてどうやって人生を楽しく生きるの?」

と言ってます。

 

かなり大声で言ってます。

 

 

あ、この目標は持つことに意味があってね

それが叶うとか叶わないは別に気にしなくてもいいんです。

 

プロコミュニケーター(PCS卒業した人が手にするアイデンティティ)はね

NLP心理学なんかも使えちゃうので

無意識から目標達成できちゃうマインドセットを

自分にも人にもできるので

うっかり達成させちゃうこともある

というだけのことです。

 

走るの嫌いなわたしも

うっかり毎日走れるようになって

ヒザが痛くなっちゃった。。

 

そんな事はおいといて、本題。

 

人生を楽しく生きるのも

はたまた悲しく生きるのも

全ては『目標』ありき

なんですよー!!

 

人は誰しも無意識に目標を持っているのだ…!

 

 

そう。

無意識に持っているのです。

 

目標ってね

持とうとしなくても

誰でも目標に基づいて

動いています。

 

目標があるから

喜んだり

悲しんだり

喜怒哀楽が生まれるのですね。

 

何もなければ

無味乾燥。

 

悲しみもないけど

喜びもない世界だと思います。

 

プチうつの人もね

実は無意識に持っている目標に基づいて

プチうつしてるのよ。

 

うーん、たとえば何だろう。

 

「もっと注目されたい」

とか

「褒められたい」

とかかな?

 

これってちょっと

恥ずかしい願望に見えるかもしれないけど

美しくて尊い願いなんです。

 

赤ちゃんでもお年寄りでも持ってるんじゃないかな?

 

でもね、

この願望を「ダメなものだ」っていう

社会風潮があるじゃないですか。

 

それに

「わたしを見て」って願ったところで

思うようにこちらを振り向いてもらえないことの方が多かったりもする。

 

すると

これまた無意識に

「もっとわたしを見て」なんて

思っちゃダメだ

思っても無駄って

決めちゃうんですね。

 

そして封印してしまう。

 

無視された美しい願いは

心の奥深くに沈みこむのです。

 

心の奥深くで静かに

ずっとずっと毒を出し続けるんですね。

 

ゆるくて静かな毒。

 

だから蝕まれていることにも

なかなか気付けないまま

やっと

気が付いた時には

なんか知らんけど

モヤモヤ、うつうつ、くよくよしていて

人生が苦しくて楽しくなくてしょうがない。

 

という状態になってしまいます。

 

わたしはうつである!

と宣言する勇気もないもんだから

(真面目でちゃんとした人だからね

プチうつ気質の人は)

平気なふりして社会生活を送るけど

プライベートな空間に入ると

とたんに

悲しみに支配されてしまう。

 

時にはそれが怒りとして表現されて

自分より弱い者にあたってしまうこともある。

 

すると余計に自分がゆるせなくて

でもコントロールできなくて

苦しくなるのですよね。。

 

プチうつと目標を持つことと

何の関係があるの?

と思う方もいらっしゃるでしょうが

目標をちゃんと明確にして

そこから生まれる

喜怒哀楽をはっきりと

くっきりと味わうということは

とても大切なことなのです。

 

心の奥底に沈んだ美しい願いは

ゆるやかに毒を出し続けると書きましたが

本当はこの毒さえも美しい願いの泡なのです。

 

自分を愛したい

それなんですよね。

 

いきなり

「目標をもて!」

なんて言いません。

 

ただ、そんな考え方もあるのかと

知ってください。

 

それがプチうつから卒業する第一歩です。

 

 

伊東ひろみ