2019
09.11

『うつ病』は治さないで!目的のために使えたら問題ない。

all, かみや ちづ

 

なぜ、うつ病になるのか

なぜ治らないのか

という話。

 

1つのサンプルです。

 

 

 

 

 

非常にシンプルに言うと、

やっぱりそれは 必要 だからです。

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えーと、

うつ病を発症するのは

キャパを超えたストレスを受け(続け)たから

ということで、問題ないはずですよね。

 

 

文字どおり、

「よく生きてきたね」

というような状況を生きて、

狂わずにいられるかって話なのです。

 

 

 

 

そして、

どれだけ頑張ってきたか

どれだけ耐えてきたか

どれだけ苦しかったか

ということを誰かにわかってほしい。

 

わかってほしいんです。

 

 

 

 

そんなの当たり前だと

思いませんか?

 

 

 

 

だけど、

そのまま言葉で表現することが難しいとき、

とても言葉では伝えられない

「想い」があるとき、

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悩み苦しむ様でもって

誰かにそれを訴えるしかないのです。

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それ以外の方法が、ない。

 

 

そうしたら伝わるかもしれない

わかってもらえるかもしれない

ということを

無意識的に知っているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

はて、

「誰か」とは…

 

 

自分の親かもしれないし、

パートナーかもしれないし、

身内かもしれないし、

職場の誰かかもしれないし、

 

とにかく

関わってきた誰か。

 

 

理解してほしいのに

理解してもらえなかった誰か、です。

 

 

褒めてもらいたかったし、

労ってもらいたかったし、

認めてもらいたかったし、

わかってもらいたかったし、

愛してほしかったし。

 

 

ねえ、当たり前ですよね?

 

人間の欲求として、

当たり前のことですよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、

 

自分の想いを

じゅうぶんにわかってもらえた

と感じるときには、

病気になったりはしません。

 

病気になってまで訴える必要が

ないからです。

 

 

 

 

 

だけど、

「誰もわかってくれない」

「どうせ理解してもらえない」

「あなたのせいでこんな思いをしてるのに」

「こんなに頑張ったのに」

「こんなに耐えたのに」

「こんなに苦しいのに」

っていうとき、

 

 

 

 

ってうつ病になったら、

はじめて相手の意識が

こちらに向いたりします。

向かないこともありますが。

 

 

 

わかりやすい例えで言うなら、

 

私は母親に自分のつらさを

どのようにも伝えることができなくて

リストカットが始まりました。

 

伝えたかった具体的な内容は

「心療内科を受診したい」ということ。

 

傷跡に気づいた母親に

「あんたどうしたの..」

って聞かれて、

ようやく話をすることができました。

 

リストカットによって、

母親の意識が私に向けられた

ということです。

 

 

それでも

「わかってもらえた」

という感覚を得ることはなくて

しばらく続いたのだけど、

受診することは叶いました。

 

これらは後になって理解したこと。

 

 

 

 

 

 

うつ病になったら、

はじめて相手に伝わる

(であろうと推測される)ものがある。

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それでも伝わらないとき、

病状が悪化したら

伝わるかもしれない。

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それでも伝わらなかったら、

いよいよ死のうとする。

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だって

他に伝える方法がないんだもの。

 

 

 

 

 

これ当事者でも

わかる人はわかるんです。

 

あ、確かにそうだ、って。

 

 

 

 

「わかってほしい」

 

もっと強く言うなら

 

「思い知らせてやりたい」

「あなたのせいで

私の人生はめちゃくちゃです」

 

って、人生をかけて復讐するようなもの。

 

 

 

 

 

とっても苦しい。

本当に苦しい。

実際いろんな症状があって、

まさに苦しい。。

 

 

「うつ病を治したい」

っていくら思っても、

治ってしまったら

相手に何も訴えられなくなる。

 

 

 

この『矛盾』。

 

 

 

わかりますか?

難しいですか?

受け入れ難いですか?

 

 

 

自分の人生を生きたいと思っても、

今を楽しく生きたいと思っても、

楽になりたいと思っても、

遺恨を残したままでは無理なのですよ。

 

治るわけがない。

 

人生をかけた復讐だったらなおのこと、

治ってしまったら困る。

 

 

 

 

 

いいですか、

 

必要なのだから治さなくていい。

 

 

 

 

 

だけど、

復讐のために生きるなんて、

せっかくの人生を棒にふらなくていい。

 

 

 

 

 

この矛盾、

葛藤を解消するための、

どちらも叶える方法があります。

 

 

 

 

 

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何かを訴えたい、伝えたい相手に対して、

うつの振る舞いを見せておけばよくて、

維持したい人間関係はそのままにして、

そうでないときには

楽しく過ごしたらいいのです。

 

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それができるように、

メタ認知の獲得を勧めてます。

 

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病気の自分と、

そうでない自分を、

ちゃんと区別して生きる。

 

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そしたら、

病気を治さなくても

人生を有意義にすることができる。

 

 

 

 

自由です。

 

 

 

 

メタ認知があれば。

初級クラスでもレクチャーしてます。

 

 

 

 

 

 

かみや ちづ