09.13
うつ病はどうやって治すの？ーいいえ、うつ病は治さなくていいのです。
『うつは治さなくていい、治すな』
実用心理学PCMプロコミュニケーションモデル
オリジネーターであり、わたしの師匠でもある
宇野ひろみの言葉。
PCSプロコミュニケーションスクール
※PCMを学ぶスクール
に通い始めてから
幾度となく聞いたセリフではあるけど
初めて聞いた時には
「ずいぶん乱暴だな」と感じました。
うつの人にはやさしく寄り添わなければならぬ
と思っていたから。
彼らは心を病むほどの体験をして
死にたいほど苦しんでいるのだから。
実際にスクールには元うつ、
つまり、うつ当事者もいるし
変化変容を謳うスクールなのだから
そんなことを言ってても
卒業するころにはきっとうつが『治って』
以前のように生活できるようになるんでしょ？
と思っていました。
PCSにはうつを「治す」というカリキュラムはありません。
本当に「うつは治すな」、
その他の神経症も「治すな」と言われます。
では、治すなと言われた
うつで苦しんでいた生徒はどうなったのか？
今ではPCSで教える立場として生徒の前に立ち、
『うつからの解放』と銘打ったセッションを展開しています。
現在ではわたしも「うつは治すな」の意味が
ものすごくわかるようになりました。
積極的に言うと「治すな」だけど
消極的に言っても「治さなくていい」です。
というか、
治るってなんだろう？
どうなったら治ったと言えるのかな？
今、うつを治したいと考えている本人や
サポートするご家族や近しい人にとっては
厳しいことを言うように聞こえるかもしれないけれど
一度うつになったら
うつ以前には戻れません。
うつ状態にある自分を知らなかったあの日には戻れないんです。
二度と。
だけどそれは不幸なことではなくて。
むしろ、
心を病んで動けなくなる状態にまで
追い込まれてしまうような環境から
身を引くことができたことを
よろこんでもいいのです。
今自分がうつになるほどの環境にあると気が付けたのなら
そこからどうやって逃げるか？
考えていいのです。
考えましょう。
何より大切なのは生きていることですから。
乱暴に聞こえる「うつは治すな」という表現を
どうして宇野は続けるのか？
宇野の話を直接聞いてみてください。
ちなみに宇野本人も、重度のうつを経験している
うつ病当事者です。
宇野がオープンな場で話すことは少ないのですが
長野県松本市でイベントに登壇します。
薬剤師として、ただ薬を渡し続けることに疑問を持ち
心理学で『折れないこころを育てる』活動をしている
長岡はるみ主催
メンタルヘルス改革 うつぬけ2.0 【うつは治すな】
～変態トークジャムセッション【変態の場】体験版～
9/22（日）＠長野県松本市
▼詳細・お申込みは下記リンクより
https://www.reservestock.jp/events/368340
自分の耳で聞いて、真相を確かめてください。
何事も信じるな、疑うな。
自分で確かめろ。
宇野ひろみ
伊東ひろみ
